戦記 私と選手達の戦いの軌跡

『お前は、坊っちゃんか？』損ばかりして！
俺に夢を語ったくせに…
何人かの選手に言ったことがある。

得をする行動を！得をする考え方を！俺は常々言う。
何が得で何が損か解ってないのである…。

しかし人間は普段から得をしようとしている生き物なのだ。
それが楽だったり…目先の欲望だったり…ラジバンダリ…。

誰に聞いても
生きている中で考え付く1番嬉しいことは？
生きている中で考え付く1番つらいことは？
と聞くと必ず答えが返ってくる。
その1番嬉しいは夢を叶える、夢の途中に関係するはず。
その1番つらいは夢が破れる、道から外れるに関係するはず。

いつもどんな時も1番を目指して欲しいものだ。
どんな時も1番を目指す覚悟をしていて欲しいものだ。
我慢も出来るはず。自らを追い込むことも…。

夕食が1番の大好物ならどんなに腹が減っていても間食をしないでしょ。

ここまで言えば解ってもらえるはず。
目先の小さな幸せを掴むか、もっと大きな幸せを掴むか

夢はデッカイねやろ

意味のある休息が解るには時間が掛かる。
突っ走り続けて、ぶっ壊れた。それでもやった。そして引退。
この過程を卒業し、何年か後、科学的な勉強をもした上で解る。
要するに意味のある休息は俺が入れてやるから、突っ走りなさい。
今日、遅れてきて何もやらんまま皆と一緒に昼寝してた奴が居った…訳分からん

昨日、元希が好美に勝った。
そして真央がゲームを取った。
やってる奴と、やってない奴の差が確実に出た出来事だった。
やれ！もっと。突っ走れ！

今週のＪｒサテライト大会報告
真央、翔太、貴大の３人は『自分が優勝に決ってる』と言っていたが…。
何日間かの努力で結果が出ると考えるのは甘い！
毎日の修行を続けている間に何回かの幸運に出会うのが勝負の世界！
もっともっと修行しろ！
先週優勝した夢有人であったが今回はなんと先週の決勝で6-2で勝った相手に負け
勝者の努力が出来ていない証拠だ。選手として、たった1勝に満足や安心感を持つことの恥ずかしさを噛み締めてもらいたい。Ｈ君のようにずるずる行ってしまう可能性大

今日は元希と真央を連れて対抗戦。
大阪体育大学男子テニス部のイレギュラーと…。
結果は、元希3勝1敗。真央2勝2敗。一応勝ち越し。
ただこれは6つのスタンダードを学んでいるか否かの差である。
奴ら個人の努力が実ったものではない！（二人には伝えたが…。）
共に精進して欲しいものだ。
しかし二人が路線に乗っていることは確認出来た。

夢はデッカイ方がいい。

人は夢を叶えるために必死で努力する。
もうそれは決死の覚悟で周囲を圧倒する姿で…。

その夢を理解できない人間から見ればクレージーであろう。

夢追い人には結果がつきまとう。途方もないプレッシャーだ。
しかし夢を追っている奴は、その途方もないプレッシャーを全身全霊で受け止め、跳ね返すことを楽しんでいる。到底できそうもないことに挑戦し、自分の予想すら遥かに上回る結果を出すための過程（行動）を楽しむのだ。その自らを追い込む姿に人は感動し、心から応援をする。

夢追い人は知っている…
夢を追いかけ血反吐を吐く毎日こそが薔薇色の人生なのだと。
夢の途中こそ短い人生のクライマックスなのだと。

『夢は見るもんじゃなく叶えるものだ』と人は言う。

だが夢追い人はそんなことすら気にしない…
夢は叶うと信じて疑わないから…誰が何と言おうと。

夢追い人はすでに夢を叶えているのかも知れない…。

夢を追いかけ走り続けているお前
君を心から応援する…がんばれ

夏休み…心技体頭の全てを鍛えなおすプログラムを組んだ
しんどいよ。当たり前やん。でもやったらええだけやんな
そこで、お前らのために話をしておこう。

自立の意味を間違って理解している奴がいる。

自立とは、
走り出す走り続けるために自ら立ち上がること。

意味を取り違えるな！
自分で立つことなど1歳児でも出来る。
自ら立ち止まるという最悪の解釈をしている奴までいる。チーンです。

吐こうが痛かろうが走り続けるしかない。
自らを追い込み、ぶっ倒れ、また立ち上がる。選手の道。
学生、部活とは完全に違ったプロ専用ロード。
その道を走っている奴がうちには3人居る。
お前らが走り続ける限り俺もやる。
圭ほどの才能など見当たらないが、選手の才能は第一に努力の才能だから。

しかし、邪魔する奴もいる。かならず居るもんだ。
お前らには夢をしっかり見据えて関わらないようにしてほしい。
試合で戦う奴のみが敵ではない。敵はそこらじゅうに居る。
もちろん自分の中にも…。関わるな、排除しろ。
隙を見せると奴らは必ず付け込んで来る。
奴らは自分が夢を見続けられないものだからキョロキョロしている。
周りを気にしているから居心地のいいところを見つけるのが巧い。
そして逃げと妥協、言い訳の天才だから群れてくる。
隙を見せるな！いっぱい居るぞ！そこらじゅうに。
そいつ等を見極めろ！徹底的に排除しろ！かなりしつこいぞ！

見極めるポイントを教えておくから覚えとけ

1.何度も同じことで怒られている。
2.目に力がない。
3.時間の使い方が下手で行動の切り替えが遅い。
4.結構清潔。
5.感情の浮き沈みが激しい。
6.苦しい時よく声を出す。
7.奥歯を噛み締める癖が無いため、よく口が空いている。
8.自分の痛みを他人に話す。
9.頭はそこそこ良いので言い訳が巧い。
10.子供っぽい。

居るやろ！そこらじゅうに。気をつけろ
そしてお前をもそうなるな！人間は弱いものだから…。

そして自分の中に強烈なパワーを持った意志というコーチを持て！
『動かぬものを動かせるものは志のみ』

本日で関西ジュニアのシングルスは全滅。
終わってしまったあまりに早く、あまりに呆気ない終りだ。
結果よりも過程の方が大切な時期なので、そちらに目を向けると、それなりには成果のあった大会ではあったのだが。
しかし、俺の引率スケジュールに全日本Ｊｒが組み込まれないのはやはり寂しい
皆にはさらなる本気の精進をしてもらいたい。

話は変るが俺の居ない選手クラスで大野が切れていたらしい。これは誠に困ったものだ。誰が誰の為にやるのか…やる気が感じられなかった様だ。誠に問題だ。俺が居ないと張り詰めて出来ない？試合は1人でやるものなのに？っていうか居ない時こそ、いつも以上に目標設定をしっかりして集中できなければ自立はありえない。
誰かに引っ張ってもらわなければいけないなんてありえない。ましてや誰かを追うなんてもっての外である。自分が伝説を作る覚悟がなければやる資格なんてないのである。

誰かが言っていた言葉…（忘れてしまってすみません）
『真面目とは、真剣勝負をしている状態のことだ。』

では

元希が負けた。1コケの6-8。
しかし今までに1ゲームしか取ったことのない相手。
ここ数週間の成長があったのだろう。
まだ届かないことを認識して次に備えればいい。
目標を見失うなよ。

しかしアイツは、くじ運が悪い…。
みんな、くじは左手で引けよ。

こいつに勝つには？

戦略を見つけたか？そしてメインの戦術を？
アホか！誰が学習しろっつった！？

…そして…これで勝てるやろって教えた。

『はい。あーそうか…。』

って何を安心してんねん！勝てる気になっとんねん！
気付いたら出来るんか？
もうすでにその戦術を持ってるんか？
現実にやり続けれるんか？

『持ってません。出来ないかも…』

じゃあすぐに取り掛からんかい！
時間は待ってくれへんやろ！
早く出来るようにならんと相手かて成長するやろ！
早よせー！ほんま早よせー！

どれだけ成長したか、明日からの試合で見せてもらおう。ほんまにやったのか？すぐ解るぞ。次へのスタートを切ってたか、ほんますぐバレるぞ！出来てへんかったらチーンや。で済む問題ではない。

成熟したプレーヤーと未熟なプレーヤーの差は第一にフットワークだ。
誰でも知っている事実である。

しかし、『今日は足が動かない（動かなかった）』
そんな台詞を平気で吐く奴がいる。

アップは何のためにやるのか？
身体が動きやすくするため？
心拍数？
精神の集中？？
勝つため？？？

試合、練習共に戦略を起てるのが下手な奴が多すぎる。

効果が薄く複雑な戦略なんて最悪である。

戦略はシンプルで効果的！でなければならない
このシンプルに目を向ける奴が勝ち組。
シンプルなので切り替えも早い。
当然、うじうじ悩まず行動派。

話を戻そう。
要は必要な時間内に必要な方向へ効果的に足が動く様に準備する。
それから、肩甲骨と股関節がばっちり稼働する状態にコントロールしておけばええねやろ

好きなことをやってるんやろ！
夢があるんやろ！
夢を追い続ける覚悟があるんやろ！

試合とは人間力の競い合いだ。
何年もの間、言い聞かせてきた。
だから俺は選手の品格を育てるため毎日、悪戦苦闘している。
しかし、同じ失敗を繰り返す奴らが居る。
俺のところに来るまでの環境？親？学校？それとも自意識か。そんなことはどうでもいい！要はこれからなのだ。
昨日までの悪い癖を認識し、目標を設定したうえでプランを持つ、後は実行あるのみ。そして日々反省と創造を繰り返せば変れるはずなのだ。
それでも負のルーレットを回し続けている。
俺の言葉が薄いのだろう。（反省）
だからまた野村監督の言葉を借りる。

一流の人間は一回の失敗で変る。
二流の人間は二回の失敗で変る。
三流以下の人間は同じ失敗を繰り返す。

実に解りやすい言葉である。

心に留めて置いて欲しい。

前の記事で強さについて語った。
予想していたことが起こった。
ナダルの優勝！
凄く強い者しか勝てない世界である。
ご存知の通りナダルは今年、テクニックの改善をして
シーズンインしてきた。凄さを改善して…。

強い君は凄さを身につけよう！
凄い君は強さを身につけよう！

努力が報われるとは約束できない。
しかし、変る努力をしない奴が結果を残せないということだけは断言できる。

自分自身で言葉を、行動を変化させよう！
上を目指す権利を放棄するのは罪なのだ。

楽天イーグルスの野村監督が書いていた。
人生とはいろんな読み方が出来る。
人に生まれる。人として生きる。人を生かす。などなど。
心から感銘を受ける本である。（エースの品格）

変りたい君は、いろんな読み方で人生の自分語を作れ！
そして毎日、自分に問いかけろ！

強さって何やろう？
昨日、浴びるほど飲んでたメンバーで即答。（知ってて当たり前の面子）
久々の再会なので話が尽きず夜更けまで、ほとんど記憶がありませんが…
話を戻してズバリ！○○○○○○力ですよね。
生きていると経験する全ての場面において感じるであろう心技体頭に係るプレッシャー…それに対する、そう○○○○○○力です。
人は派手さを含む良いところばかりに目を向けがちだが、真の強さはそんなところにはないのだ。
昨日一緒に飲んでたＫプロも言ってた。
『隙がある奴の試合は眠くなる。』
同感。っていうか寝たことありまくりやっちゅうねん。

ところで翔太の試合だが、眠くはなかったが…。
Ｑ１Ｒ　２－６、３－６　15歳のタイ人
０－３から１－３の出だしを4回繰り返しただけ。
脳の小さなハムスターか！
がんばってるけど気付かない。声をかけても、やらない。
無視？っていうか虫？

日本に帰って全員、出直しやまた海を渡ろう

ちょっとだけ安心した。
真央はちゃんとやってる様だ。
約束したもんな。
どれだけ出来てるか今度会うのが楽しみや。


連日、クラブからの報告で真央はモチベーションをしっかり保ってがんばっていると聞く。
『１２歳なのに１９歳になったＹ美のジュニア時代（それ以後も…？）とは大違い。』だと。
両方とも見ていない時のことだから解らないが、想像はつく。
再会した瞬間にはどうせ全部解ってまう。のに嘘をつく奴がおる。
そして問いただすと何％かの落ち度に理由をつける。
もう最悪！言い訳に責任転嫁。要はやるか、やらんかしかないのに…。
誰が代わりにやってくれんねん。アホか死ねっちゅうねん。
こっちにも今おるわー…

まあ上向き続ける覚悟と行動をしてる奴がひとりでもおって俺は幸せなんやろな。こっちに居る日本人コーチがほぼ全員『今までと一緒？変わらんの？じゃあ帰れ！』って同じこと言ってるもんな。俺も１０年以上言ってる気がする。
っつうことでまた。

気になる…リストが修正されない。日本の公私における皆が。
メルセデスのディレクター自ら『I'm misstake.』と言っていたのに…。（英語合ってますか？）
しかし、コート上での英語に困ることは無いのだが、それ以外の場所でのトラブルにはついていけない。
今回もそうだが、海外では予約の危ういホテルなど必ずトラブる。少年少女達よ勉強しよう！身になる勉強を！現在何点取るるかではなく、将来困らないために。（まあテニスで培った気合いと根性そして閃きで何とかはなるけど…）
今日はとことんトレーニングをした。オンコート、オフコートのどちらも。（約一名違うことと出来る範囲のことしかやってない奴も居たが…）
最終確認である。実は日本で準備していたのであるが、誰も気づいて無かった。コアターンと踏み込み。これが海外のハードコートでは不可欠。オムニじゃない、素直に飛んで来ない。気づいてなかった。前週も今日も…
今読んでる本に当り前のことが書いてあった。
強化したいなら…
　すぐやれ！
　　決まったルールは必ず正確に守れ！
当り前でしょう！？（しかし現実にやらん奴が多い）
学校の勉強じゃない！
深く考えても答えが解るもんじゃない。
答えはすでに、見えてる、聞いてる。
要は『これこそのみが答え』と気づくかどうかなんだよ。

ラマガーデンに移動しました。
今まで一人で試合を周ってた頃、好美達を連れて行ってた頃。
その中でも最上位にランクされるのではないだろうか。

話は戻って1週目の報告です。
元希Ｑ１Ｒ　１－６、１－６惨敗。
大した事のない相手だが、初体験のためかビビった。
日本でいる時もそうなのだが控えめな性格を直さなければ勝負にならない。
翔太Ｑ１Ｒ　０－６、０－６惨敗。
知り合いのＫコーチが教えている在タイ日本人相手であった。
Ｋコーチのことをよく観察しているのであろう？Ｋの現役時代を思わす集中力と試合運びの丁寧なプレーヤー。
そこへ行くと翔太は、見ない、聞いてない。最近レッドカーペットに出てる、しょーもない芸人を思わす。
そして雑の一言。本人はもっと競れたというが、ずっと見てる俺には「こんなもん」って感じ。
本当に少しの差（それは事実）でも試合においては大きな差。
そして、貴大Ｑ１Ｒ　３－６、６－４、３－６悔敗。
相手はとにかくメンタルが強かった。（所詮予選の選手だが）
貴大は本当に頑張った。しかし相手は落ち着いてる。要はいろんな相手とやって、こんな奴も想定内なのであろう。
でも試合は頑張るものではないんだな。練習で正確ながんばりが出来ていれば勝てたのに…。

まあ一様に皆変わらなければこの先の道はないということや。

それからの毎日は、日の出とともにコートへ。そして他の選手が来れば一旦どいて、相手探し。空きコートが見つかればその相手と練習。他の選手が帰ったらまた練習。そしてトレーニング。これの繰り返し。好美の時と同じである。
貴大はここでも結局的にやれる。ボールを打たなければいい選手なんやな。元希と翔太はあかん！俺は好美ん時といっしょで怒ってばっかり。まあそんなとこ。ラマガーデンから気分一新でやるぞ

そしてラマガーデン到着。
コートが雨で使えないためジムでのトレーニングから開始
そして、調子に乗った貴大（爆笑）
翔太の《チン》事件より凄い。
ランニングマシンに追いつけず…たった１０Ｋｍなのに…大転倒
遅いくせに『おい！元希。競争しよや』の一言が忘れられん。


ＰＣアクシデントで写真が入れれず、ごめんなさい。ではまた。

お待たせです。（あまり期待されてないかなぁ）

タイ遠征日記です。

初日
出発日の朝『気をつけて』とメールが入った。
やっぱ好美は可愛い奴せやけどお前の方が気をつけて…。
選手人生は本当に短い。そしてスポーツの世界は待ったなし。
一球一秒の油断が夢への扉を閉ざしてしまうことを自覚してほしい。
素晴らしいことをやっているのだ。引退の時、本当に一瞬だったと後悔してほしくない。
お前こそ『気をつけて』

出発
両替を済ませ、遠征の目的を確認した。
思考と行動も確認した。プロへの道は厳しく面白い。
本屋にて…
全員に読むことは戦略を生むと教え、戦略を理解するための本を紹介した。
しかし翔太の持っていた本は…
名探偵コナン（コミックマンガ）３巻
…日本に置いていこうかと本気で悩んだ。

とりあえず全員で到着
さすがに暑い。しかし、ホテルに荷物を置いてコートへ。
一瞬も無駄にはできない。少しでもの精神である。
教えなければいけないことが山ほどある。
大の苦手のスローハード、そしてまったく身体が動かない…。
…俺。ビジネスで移動する身分になりたいぞ
スローハードにおいては、きちっとセオリーを持って攻めなければ点にならない。
大事なことは状況判断、予測、そして心身のタフさである。
近年、靭を含め流行りなので是非とも身につけさせたい。
とりあえずアイツ等は若さなのか身体は大丈夫そうだった。