戦記 私と選手達の戦いの軌跡

いやぁー凄かった。
オーストラリアンオープンＷＤ、ＳＦ。観衆も大興奮。
特にファイナル5-5からはテニスの面白さを満喫できたのでは？
天に見放されたかのような出来事からの愛ちゃんの姿には脱帽。
終始積極的な愛ちゃんに対して最後にフーバーが退いたのだ。

日本女子テニス界には凄いカリスマが二つ存在する。
伊達さんの闘争心と負けん気。
愛ちゃんの諦めない心と勇気。
この二人が我々に夢を与えてくれている。

今こそ大ベテランに代わる若手の成長に期待したい。
うちから出てこんかなー

今日は俺に出来ることの中で、いや普通では出来ないありえないのだが好美のために俺がやるべきことをした。
去年、半年ほどほったらかして秋からまた関わりだしたのだが、紛れもない一番弟子の好美に話したことは奇跡が起こらない限りプロで食っていくのは無理ということ。
『常人では問題外、プロは超一流の変人。君は普通の人間。』
こんな言葉を使った。
『じゃあ奇跡を起こします。絶対に諦めません。』
と深い意味も解からず答えた。
『じゃあ信じよう。その代わりホンマに覚悟を決めろ。考え方も行動も極端である超一流の変人になれ。』
こんなやりとりをフィリピンでした。

そして今日、まず俺が先に彼女のために奇跡を起こしてみせた…日本女子選手初の。
内容は彼女に聞いてください。
奇跡は起こせる。思考と行動次第で…。

実際は親やスポンサーを含めて３人４脚ですが。

試合前には選手とコーチで必ず戦略会議がある。
トーナメント自体の目的、1マッチに対する目的などなど。
昨日その例があったので紹介する。

コンディション不良で出場を決めた真央と打ち合わせをした。
ランキングその他を考慮して、照準を7月へと設定した。
そのゴールのためにこの試合をどう使うか決める。
トーナメント目標を設定。
マッチ戦略を設定。
上記を達成するべくテーマを設定。
要は今までのレッスンその他から問題を出したのだ。
そして試合というテストで彼女の答えをチェックした。
見事全問不正解。
私が与えた目標や戦略が1コケを招いた。
自己嫌悪に陥りながら試合を観戦するが・・・。
7月のゴールのためかなりの答えあわせが出来たので良かった。

と、こういう具合です。
選手とコーチの永い永い２人３脚。
たくさんの選手とコンビを組む。
そして毎年増えていく・・・。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

私達は毎年恒例の関東遠征で元旦からスタートしました。
各人が明確に何から変える（成長する）べきか理解する良い機会だったと思います。







目標に向かって飽くなきチャレンジ！絶対やり遂げる！
今年も目の前の壁にガンガンぶつかっていきます。